ひなまつりから考える伝統と変化

2023.03.03

こんにちは。

料亭旅館三田清プランナーの細野です。

ついこのあいだ年が明けたと思ったら
早いもので、もう3月です。

この冬は例年に比べてかなり寒い冬だったようなのですが、
近頃は暖かい日も増えて参りました。

その分、朝晩や日ごとの気温の差が激しいので、
いつも以上に健康には気を遣っていきたいものですね。

 

さて、3月に入ってすぐにあるのが3月3日の「ひなまつり」。

かたい言い方をすれば「桃の節句」ですが、
女の子の健康や幸せを願う行事としておなじみですね。

ひな人形を毎年飾っていたという方も多いのではないでしょうか。

 

私達の時代では部屋の大半を占めるような
大きさのひな壇が普通だったように思いますが、

最近では少子化や住宅事情もあってか、
コンパクトなひな人形セットも増えてきているそうです。

 

デザインも昔ながらのものだけでなく、
インテリアに馴染むようなシンプルなものや、オシャレなもの、
かわいいテディベアのおひな様なんてものもあるようで、

さらに変わったところではベネツィアングラスの
おひな様までありました。

 

伝統的なものも残っていってほしいですが、
時代に合わせて変化していくのも面白いと感じますし、
大切なことでもあると思います。

 

私どもも、歴史を持つ料亭として
積みかさねてきた伝統をしっかりと守り、

その重みに恥ずかしくない仕事をしていきたいと
常日ごろから考えております。

 

一方で時代の流れから目をそむけることなく、
その時その時のお客様が求めるものに応えるため、
必要な変化には柔軟でありたいとも思います。

 

「生き残るのは強い種ではなく、適応できた種である」という
話もよく耳にします。

 

守るべきものと変わるべきものを
しっかりと見定めていくことは、

変化の激しい昨今において、
ますます重要になってくるのは間違いないでしょう。

 

この先もさらに歴史を重ね伝統を紡いでいくために、
変わらず精進を重ねて参ります。

 

この3月から4月にかけては「ひなまつり」のお祝いに限らず、
卒業・入学、就職、年度締め・年度始めなど、
最高のお食事で彩るにふさわしい「節目」が多くある時期でございます。

 

こうした機会をご検討されておりましたら、ぜ
ひ当館、料亭旅館三田清も候補の一つに加えていただけましたら幸いです。

 

従業員一同、心尽くしのおもてなしでお迎えいたします。